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スポーツで起こる“膝の外傷”

 

こんばんは

 

あなたは膝を痛めたことがありますか?

 

歩く、走る、ジャンプするなど

膝は私たちの動きを支える重要な部分です。

 

ただ、激しい運動をするときには、

負荷がかかりやすく

最もケガをしやすい部分でもあります。

 

膝の構造

 

「膝 構造」の画像検索結果

 

  • 外側側副靭帯

膝が外側にぐらついてしまうのを防ぎます。

 

  • 内側側副靭帯

膝が内側にぐらついてしまうのを防ぎます。

 

  • 前十字靭帯

脛骨(すねの骨)が前にずれるのを防ぎます。

 

  • 後十字靭帯

脛骨が後ろにずれるのを防ぎます。

 

膝は、骨と靭帯からつくられている関節です。

 

靭帯は膝を安定させて、

様々な動きを助ける重要な役割があるのです。

 

スポーツによるケガは二種類ある!

 

スポーツ中に起こるケガには大きく分けて二つあります。

 

  • スポーツ外傷

スポーツ中に転んだり、人にぶつかるなど、瞬間的に外から強い力が加わることによって発生するケガのことを言います。

膝の場合多いのが、靭帯損傷や半月板損傷があげられます。

 

  • スポーツ障害

走る、跳ぶ、投げるなどの動作を繰り返し行うことによって骨、腱、筋肉などが疲労して起こるケガです。

膝の場合は、オスグッド・シュラッター病やジャンパー膝、腸脛靭帯炎などがあります。

 

主な膝のスポーツ外傷

 

膝のケガでも多く起こりうる、主な膝のスポーツ外傷について今日はお話します。

 

  1. 内側(外側)側副靭帯損傷

内側側副靭帯損傷では例えば、サッカーやラグビーのタックルなどで、膝の外側から強い衝撃を受けたり、柔道やスキーでの転倒時などにひざ下を強くひねった時に

発生します。

膝の内側がズキズキ痛み、ぐらついてしまいます。

 

反対に、外側側副靭帯損傷では内側からの衝撃により外側が痛み、ぐらついてしまいます。

 

  1. 前十字靭帯損傷

バスケットボールやバレーボール等での急停止・方向転換の際に膝をねじったり、ひざ下に後ろから衝撃を受けた際に発生します。

膝に体重を乗せると強く痛み、ひざ下が前方にぐらつきます

 

  1. 後十字靭帯

ラグビーや柔道などで転倒した際に膝を地面に強くついたり、ひざ下の前から強いしょうっげきを受けた際に発生します。

膝が強く痛み、ひざ下が後方にぐらつきます。

 

相手との接触がたびたびある、いわゆる“コンタクトスポーツ”ではぶつかった際、転んだ時の衝撃で

上記のような靭帯のけがをしてしまうことがよく起こることがあります。

 

ケガをしてしまったら!

 

ケガをしてしまった際には、すぐに“RICE処置”をしましょう!

 

RICE処置とは…

RICE処置

  • est・・・安静 静かに休もう!
  • cing・・・冷却 痛む場所を冷やそう!
  • ompression・・・圧迫 ケガしてしまった場所を適度に圧迫しよう!
  • levation ・・・挙上 ケガした場所を心臓よりも高く上げよう!

RICE処置によってダメージを最小限に抑え、回復を早める重要な役割をしてくれます。

 

 

 

また違和感や軽い痛みなどを感じ不安がある方は予防法としてストレッチなども有効です。

 

痛みがなかなか取れない。

強い痛みが出てしまった。

などは重度のケガにつながる、またはなってしまっている恐れがあるので

一度しっかりと受診してみてもらうことをお勧めします

 

スポーツ外傷、治療についてはコチラ

 

こんばんは!

 

最近は、

寒さが増してきたこともあってか、

ウィンタースポーツをやる方が多くなってきました。

 

そんな中、

患者様から

「実はこないだぶつけて折れてしまって・・・」

「転んで手を着いた際に骨折してしまいました・・・」

という悲しいお話をいただくことが増えてきています。

 

そこで、

スキーやスノーボードなどで骨折をしてしまった方に

どれぐらいで回復していくのか

というお話をさせて頂きます。

 

 

 

骨がくっつく目安は?

 

骨がくっつく日数には

骨折してしまった箇所によって

ある程度の目安があります。

 

ただし、

これはあくまでもくっつく目安であって、

骨折が治る日数ではないので注意です。

 


  • 中手骨        2週間

中手骨

 

  • 肋骨         3週間

肋骨 に対する画像結果

 

  • 鎖骨         4週間

鎖骨

 

  • 前腕骨(橈骨・尺骨) 5週間

前腕骨

 

  • 腓骨         5週間

腓骨

 

  • 上腕骨骨幹部     6週間

上腕骨骨幹部

 

  • 脛骨         7週間

脛骨

 

  • 下腿両骨       8週間

下腿骨

 

  • 大腿骨骨幹部     8週間

大腿骨骨幹部 に対する画像結果

 

  • 大腿骨頚部      12週間

大腿骨頚部

 

もちろん、

年齢や骨折した箇所の状態、

治療の方法などにより異なる場合もありますが、

だいたいの目安だと思ってください。

 

 

機能が回復するのはどれくらい?

 

こちらも目安の日数が存在しますので、

表で表したいと思います。

 

  仮骨出現  骨癒合まで(累計) 機能回復まで(累計)
 中手骨 2~3週 3~6週 6週
 橈・尺骨( 骨幹部) 3週 6~8週  10~12週
 上腕骨( 骨幹部)  2~4週 6週  8週
 大腿骨  (頚部)  12週 24週 60週
   (骨幹部)  6週 12週 14週
 脛・腓骨( 骨幹部)  4週 6週 12週

 

仮骨というのは、

骨折や骨がかけてしまった際に、

その箇所に新しくできる不完全な骨組織のことです。

 

骨癒合は、

骨がくっつくまでの期間のことです。

 

機能回復は、

正常に動かせて機能を発揮できている状態です。

 

こちらも

状態によって異なるので、

あくまでも目安です。

 

 

 

骨折の後遺症

 

骨折をしてしまった後、

「ギブスさえしておけば治るんでしょ?」

と思ってる方も多くいらっしゃると思いますが、

必ずしもそうではありません。

 

  • 変形治癒

変形治癒というのは、

ズレた骨を正しく戻せていなかったり、

正しい位置にあった骨を十分に固定できなかったために

骨が曲がってくっついてしまうことです。

 

変形治癒 に対する画像結果

 

これは、

回復途中に骨を患者さんが

勝手に動かした際によく発生します。

 

変形治癒は、

見た目が良くないだけでなく、

血管や神経などを圧迫したり、

正常な機能を発揮できなかったりするので

かなり危険な状態です。

 

  • 骨壊死

骨壊死というのは、

血行が遮断されてしまって

壊死してしまう状態です。

 

骨折の整復が不十分であったりすることで

骨折した部分が関節のようになってしまい

動いてはいけない部分がうごいてしまう

「偽関節」というときに発生してしまいます。

 

このように

骨折の後遺症で

悩まれている方もいます。

 

ですので、

お医者さんの指示に従い

適切な治療をしましょう。

 

 

 

まとめ

 

骨折の個所や状態別に

良くなる目安のお話をさせて頂きましたが、

これはあくまでもお医者さんの指示にしっかり従って

正しく回復できた場合の目安です。

 

正しく回復できないと

後遺症という恐ろしい状態になってしまうので、

ちゃんと治ってから動くようにしましょう!

 

 

 

 

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