こんばんは!
皆さんは
スポーツをしていて肩や肘をケガしたことはありませんか?
体の構造を知っておいて
対策が取れればケガのリスクがかなり下がりますので、
今回は、肩・肘の痛みの原因についてお話していきます。
肩は体の中で最も動く範囲が広い部分です。
ダイナミックな動きに対応できる反面、
不安定で脱臼などの障害が起こりやすい部分でもあります。
肩は3つの骨(鎖骨、上腕骨、肩甲骨)と
三角筋、大胸筋、僧帽筋などの外側の筋肉(アウターマッスル)、
棘上筋、棘下筋などの内側の筋肉(インナーマッスル)でつくられています。
これらの筋肉の働きによって、
肩はダイナミックな動きをすることができます。
- 腱板疎部損傷
腱板疎部は、
肩の急な回旋運動によって負荷がかかることで損傷します。
腱板疎部損傷の主な原因は、
野球などの投球動作をし過ぎることです。
症状としては、
腕をあげた時の痛み、
だるさ、下方向への不安定性などが起こります。
- インピンジメント症候群
主に上腕骨と肩峰の間にある棘上筋腱が圧迫されることが原因です。
肩から上腕にかけて痛みがあり、
腕をあげることで更に痛みが増します。
その他に棘下筋腱でも起こり、
肩まわりの筋肉のバランスが崩れることによる異常な動きが原因です。
- 肩関節脱臼
肩関節の脱臼は、
直接方に下向きの大きな力が
加わったときや、
肘が伸びた状態で後方に引っ張られたときに発生します。
ボールを投げたり、
打ったりするときに多く起こり、
野球やバレーボールで多く見られます。
ボールを投げる、
テニスラケットやゴルフクラブ、
バッドで打つなど、
肘はボールなどのコントロールやスピード調節を行う重要な部分です。
肘は、3つの骨(上腕骨・橈骨・尺骨)と、
3つの靭帯、3つの関節からできています。
さらにたくさんの筋肉の働きが加わり、
複雑な動きを可能にしています。
手首への衝撃は筋肉を通り、
肘へと伝わります。
この衝撃が何回も続くと、
筋肉や肘の骨がくっついている部分を痛めてしまいます。
- バックハンドテニス肘
テニスプレーヤーに多く発生することから
「テニス肘(上腕骨外側上顆炎)」と呼ばれています。
バックハンドで打つ瞬間に手首を返す動作の繰り返しが原因です。
肘の外側が痛み、
日常の些細な動作でも痛みを感じます。
- フォアハンドテニス肘
間違ったフォームで、
サーブやストロークを行った際に
手首に伝わる衝撃が原因です。
ゴルファーにも多く発生することから
「ゴルフ肘(上腕骨内上顆炎)」とも呼ばれます。
肘の内側が痛みます。
- 野球肘
使い過ぎや間違ったフォームにより、
筋肉または靭帯と骨がくっついている部分や、
関節を痛めます。
肘の外側に生じる場合は重傷と考えられます。
ケガのリスクを知り、
スポーツを行うことでどのようにすると痛みやすいか分かります。
ケガをすると治りが遅くなり、
好きなスポーツもしばらくできなくなるので、
違和感のうちに早めの治療をお勧めします。