こんにちは!!
四十肩・五十肩の正式名称は「肩関節周囲炎」という疾患群のことで
肩関節の周囲に起こる炎症のことです。
人の体の中で肩関節というのはとても広い範囲を
動かせるようになっていますが、それだけ構造は複雑になっています。
肩関節は肩甲骨と上腕骨が接続していて、周囲には多くの筋肉や腱が
付着しており、関節をスムーズに動かすための「滑液包」などがあります。
そのため炎症が起こりやすい部分ではあります。
肩こりとは悪い姿勢や緊張などによって肩や首の
筋肉が疲労し、血液の循環が悪くなって
肩に痛みや張り、だるさが発生するものです。
一方、四十肩や五十肩は主に次の3つのケースで発症します。
- 腕の筋肉の先端にある腱の炎症(上腕二頭筋の腱炎)
- 上腕骨頭を取り巻く幅広い「腱板」が損傷、または断裂
- 骨と腱板の間にある肩峰下滑液包が炎症を起こす肩峰下滑液包炎、石灰が溜まった石灰沈着
四十肩や五十肩の特徴として40代以降の人に起こりやすい
という点以外、男女差や運動習慣などによる発生頻度の違いはありません。
ただし、長い期間、野球などのスポーツや仕事によって肩関節を酷使し
過去に関節を痛めたことがある人は、いったん四十肩や五十肩に
なってしまうと治りにくい傾向があります。
- 腕の捻転での痛み
- 肩の上下運動での痛み
- 肩関節の可動域制限
- シャツを着る動作での痛み
- 髪を結う動作での痛み
- 帯を結ぶ動作での痛み
- 夜間に痛みで起きてしまうなど
あなたもチェックしてみましょう!!
腕を上げる、横に開く、後ろに回すなどのさまざまな動作をします。
痛みを感じたり、スムーズにできない場合、四十肩・五十肩が疑われます。
五十肩には「急性期」「慢性期」「回復期」の段階を経る
「急性期」(別名は炎症期)
安静が第一・短い人で1か月・長い人で2か月。
無理に肩や手を動かしたりせずに重い物w持つなど
痛みを誘発する運動や作業を中止にする。
できれば日中は三角巾で腕をつるしておくのがよい。
「慢性期」
痛みが一段落。刺すような痛みが鈍い痛みへ。
そのため夜も痛みがなくなり眠れるでしょう。
しかし、まだ腕を動かすと痛いし、運動制限がある状態。
「回復期」
痛みや不快感もなくなり、手が動かしやすくなる。
しかし、この時期で肩の運動療法をしっかりしておかなければ
運動制限がいつまでも残ってしまいます。
知識を知っておくだけでも違うことがありますので
わからないことがあればぜひ聞いてください!!