東洋医学の観点 | 千葉市のありがとう整骨院グループ

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東洋医学の観点

2017/04/29 | カテゴリー:スタッフブログ, 最新情報

本日は東洋医学の観点から病気になるお話しをさせて頂きます。

 人は簡単には病気にかからないような力をもっている。また、病気になったときには治ろうとする力をもっている。抵抗力や自然治癒力といわれるものです。東洋医学ではこれを正気という。病原性の細菌やウイルス、あるいは急激な気候の変化は人体に悪い影響をおよぼす。悪い影響を与える邪悪な気、ということで、からだを悪くする原因になるものを邪気という。

 

風邪2

 

 

 

 

 

 

正気がしっかりしていれば、抵抗力や治癒力が強いため、邪気に攻撃されて体内のバランスがくずれても、もとに戻すことが出来ます。この自己調節機能を正気の力といいます。たとえば、高齢者の多い施設で病原性大腸菌O-157が流行したときに、感染して亡くなった人もいるし、まったく平気だった人もいる。これはひとりひとりがもっている正気の力の違いが発病するかしないかを決め、発病しても治るか治らないかを決めているからです。。問題は邪気のO-157ではなく、正気の力のほうなのである。正気が邪気に負けると病気になる。東洋医学の考え方の基本はここにある。人間は基本的には治る力をもっている。東洋医学の役割は正気を引き出し、はたらきを助けることで、病気からの回復を補助することにある。

 

風邪

 

 

 

 

 

 

 

 

扶正(ふせい)ときょ邪

正気を助けることを扶正(ふせい)といい、東洋医学の基本的なアプローチになっている。正気の負担を除くため、邪気を取り去ることをきょ邪という。

現代医学でのがん治療を考えてみよう。がん細胞を取り除くためには、外科手術をのほかに、放射線療法や抗がん剤が使われる。がん細胞は邪気であるから、きょ邪のために放射線療法や抗がん剤を使用することは間違いではない。ところが、これらの方法はがん細胞とともに、正常な細胞も攻撃する。これでは、正気が弱まっていくために、病気の人のからだが治療に耐えられなくなってしまう。

そこで、最近では、鍼灸漢方といった東洋医学が併用されるようになってきた。西洋医学的な手法でがん細胞を攻撃しつつ、東洋医学的な手法で正気を助け、病気の人のからだを守る。近代西洋医学以外の療法を補完医療・代替医療という。西洋医学でカバーできない部分を補い、自然治癒力や免疫力を高めて症状の改善をめざす。1990年代から日本でも注目されるようになっている。

漢方

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