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湿布で痛みをごまかしていませんか?

2017/06/14 | カテゴリー:スタッフブログ, 最新情報

 

こんにちは!

 

湿布は、

私たちにとって身近なものですが、

日本人以外はあまり使われていないのはご存知ですか?

 

 

諸説ありますが、

日本には昔から貼り薬があり、

なじみのあるものですが他の国は違います。

 

他の国では、

痛み止めを服用することが多いんですよ。

 

・・・そんな余談は置いといて、

今回は、

 

冷湿布温湿布、どっちを使えばいいの?」

 

「どんな湿布を使えばいいの?」

 

「湿布ってどんな効果があるの?」

 

というように、

身近なものなのにいまいち詳しくは知らない

湿布についてお話させていただきます。

 

冷湿布と温湿布

 

よく患者様から

冷湿布温湿布の違いってなんですか?」

と聞かれることがあります。

 

 

実は・・・

冷湿布も温湿布も、成分は同じであまり違いはありません。

 

冷湿布と温湿布の差は、

 

  1. 冷感湿布

スーッ」とする成分のメントールが含まれている。

 

  1. 温感湿布

ヒリヒリ」とするトウガラシの成分(カプサイシン)が含まれている。

 

それぞれ入っている成分の差で、

冷たかったり温かかったりしますが、

実際に体温を下げたり上げたりする効果はほとんどありません。

 

ということは、

冷湿布か温湿布かは単なる「好み」ということになります。

 

湿布の種類

 

湿布はさまざまなメーカーから出ていますが、

大きく2つに分類できます。

 

  1. パップ剤

白くて「スーッ」とする。

少し厚みがあり、グニュグニュしている。

表面にある水分と、

「メントール」という成分が含まれているため、

ずっと冷えている感覚があるが冷却効果はほとんどない。

 

 

  1. プラスター剤(テープ剤)

茶色で伸び縮みのある湿布。

肌の色に近いため目立ちにくく、

薄くてぴったりと張り付くためはがれにくい。

 

 

「スーッ」とするのが好みであればパップ剤。

 

関節など、よく動くところにはプラスター剤。

 

使い分けも好みによるかもしれませんね。

 

 

湿布の効果

 

湿布はさまざまな痛みの時に使ってしまいますが、

使いどころや効果ってあまりわからないですよね?

 

湿布を貼るときに基本となる対象は、

 

  1. 捻挫

足首を捻ってしまったり、手をついた際に手首をねじってしまったとき

 

  1. 打撲

段差ですねをぶつけたり、尻もちをついてしまったとき

 

  1. 炎症

患部が熱を持っているとき

 

などの症状です。

 

湿布の主な効果は、

「炎症を抑え、痛みを鎮める(消炎鎮痛)」なので、

  • 発赤(赤くなる)
  • 熱感(熱を持つ)
  • 腫脹(腫れる)
  • 疼痛(痛みが出る)

などの炎症によって起こる症状を鎮めてくれます。

 

なので、

残念なことに慢性的な腰痛や肩こりには

あまり効果が出ないです。

 

良くなったように感じるのは、

湿布の成分で「スーッ」とした感覚でごまかされているだけなのです。

 

あなたは湿布で痛みをごまかしていませんか?

 

 

 

 

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