こんにちは
今日は梅雨時にも十分注意が必要な熱中症についてお話していきます
熱中症は、真夏の太陽がカンカンに照りつけている時になるイメージがありますが、実は梅雨時も十分注意が必要なんです
6月後半から7月晴れている時や、梅雨明けの蒸し暑くなった時期に熱中症になる可能性があります
その原因として一つ暑熱順化が出来ていないことです
暑熱順化とは暑い日が続くと次第に身体が暑さになれていいくことを意味します
この梅雨時期は急に暑い日になったりと気温差がとても激しいです
そのため、身体がまだ暑さになれていないため上手に汗をかくことができず身体の中に熱が溜まってしまい、体温がうまく調節できないからです
熱中症は4種類に分けられる
熱中症は高温で高湿の環境に身体が適応しないことによって起こる様々な症状を総称した言葉で4つに分類されます
暑さによって末梢血管が拡張してしまい血圧が低下してしまいます
そうすると血液の循環量が不足してしまいめまいや失神が起こります
大量に汗をかくことで、体内のナトリウム量・塩素が低下します
そうすると筋肉が硬直してしまい、筋肉の痛み・けいれんが起こります
大量の汗をかくことによって脱水状態が進行します
体液不足によって体温が上昇し、頭痛や吐き気、虚脱感が起こります
熱中症の分類の中で最も重症で、症状が進行し体温調節機能が失われます
40度以上の高熱がみられ、汗が止まり意識障害を引き起こします
Ⅰ度は軽症とされ、熱失神・熱けいれんに当てはまります
Ⅱ度は熱疲労に分類されます
Ⅲ度は重症で、熱射病に当てはまります
①中枢神経症状
②肝臓・腎臓機能障害
③血液凝固異常のうち1つでも症状に見られる場合、Ⅲ度と診断され、
Ⅰ度にもⅢ度にも当てはまらないものがⅡ度と診断されます
スポーツ外傷の応急処置はRICE処置ですが
熱中症の応急処置はFIREです
実際にはこれを逆順に行います
意識の確認を行います
反応が無ければ、気道確保・呼吸の確認・心拍の確認と、
緊急時の対応を行い、救急要請をします
高温多湿の環境を改善して安静状態を保ちます
寝かせる時は、脳への血流が増えるように、仰向けで寝かせて足を高くするか、
楽になれるよう横向きに寝かせます
衣類を緩め、靴は脱ぎ、なるべく熱が放散しやすい状態にします
水や濡れたタオルで体を濡らし、風を送ることで、気化熱により体から熱が奪われます
氷や冷えたペットボトルを利用して、脇の下や首を冷やします
F:Fluid 水分と塩分の補給
熱中症の場合には、水だけでなく、塩分を同時に摂取します
みなさん!熱中症には気をつけましょう!