こんにちは!
今回はスマホ首が及ぼす体への影響についてお話しさせていただきます。
皆さんは身体に痛みが出た時にどういった処置をされていますか?

ストレートネック(スマホ首)とは、うつむいた姿勢により首の筋肉に痛みやこりが現れ、体中に不調が出た状態です。
使用目的が限られていた携帯電話に比べ、多くのことができるスマートフォンは、より長い時間集中して使われる傾向があります。
人間は集中している時はあまり体を動かさないため、うつむいた姿勢を長時間続けることとなり、首の後ろの筋肉に負担がかかってしまいます。
そのことによって首に痛みやこりの症状が現れ、体中に不調が出てしまうのが「ストレートネック(スマホ首)」です。

人間の頭の重さは5~6キログラムで、男性が投げるボウリングの球(すいかと同じくらい)の重さがあります。
しかもうつむく角度によって筋肉への負担は大きくなり、30度傾けると約3倍、45度傾けると約4倍になるという研究結果も。
起きてから寝るまで頭を支え続けている首の筋肉に、これだけの負担がかかってしまうのです。
首には7つの骨(頸椎:けいつい)が前方にカーブを描いて並び、このカーブがクッションのような働きをして頭を支えています。
しかし、首の筋肉がうつむいた姿勢のまま固まってしまうと、その筋肉に引っ張られて骨が真っすぐに並んだ状態になることも。
これが「ストレートネック」と呼ばれるものです。
首のカーブが失われると、ますます筋肉への負担が大きくなり、体中に不調が起こります。
反対に、首の筋肉への負担を軽減することで、ストレートネック(スマホ首)が改善され、結果的に不調が治る場合もあります。
ストレートネック(スマホ首)になるのは、スマートフォンを使用することだけが原因ではありません。
パソコンを使う、本を読む、料理をする、電車の中で下を向いて寝るなど、長時間にわたって首を前に傾けた姿勢でいること全てが原因となり得ます。
また、むち打ち(頸椎捻挫)や頭部外傷も首の筋肉を傷めるため、ストレートネック(スマホ首)と同様の症状が現れます。

ストレートネック(スマホ首)では頭痛やめまい、さらには、目の不調、ドライアイ、ドライマウスといった不定愁訴も現れます。
この不定愁訴は首の筋肉のこりが自律神経の1つ、副交感神経に障害をもたらすために起こるもの。
自律神経が乱れることから、うつ、慢性疲労症候群、パニック障害、不眠症、多汗症、機能性胃腸症など様々な症状が現れるのです。
これら首の筋肉のこりによる病気は、頸性神経筋症候群(けいせいしんけいきんしょうこうぐん)というもので、「首こり病」と呼ばれます。
このような症状が出ないようにするには、普段の姿勢の使い分けが必要です。
ストレートネック(スマホ首)で考えると、正面を向く動作の時は骨盤を起こして座る意識をします。下を向いてスマホをいじる時や書き物をするなどの時は逆に猫背になったほうが首への負担はすくなくなります。
これは一般的には知られていない真実だと思います。
普段の姿勢から症状が出てきますのでしっかりケアをしていきましょうね。
痛みを改善したい方・身体の状態を知りたい方はぜひ当院にご相談下さいね。。
お待ちしております。