みなさんこんにちは!
新生活にも少しづつ慣れてくる頃ですが、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもあります
今日は「頭痛の種類」についてお話したいと思います。
日常的に頭痛に悩む、いわゆる「頭痛もち」の人は多いもの。発症しやすい条件や痛みの抑え方を把握し、自分なりの対策を持つことが大切です。頭痛のメカニズムと原因、見分け方を覚えておきましょう。

頭の内外の血管や頭につながる神経が圧迫や炎症などの刺激を受けたり、頭や首の筋肉が伸び縮みしたりすると、それぞれの部位で痛みの刺激を受け取る部分が反応して発生します。
血管で起こった痛みは広い部分に伝わり、頭皮や頭の骨を取り巻く部分に刺激が起こったときはその部分が痛みます。
それぞれ頭痛を誘発する要因や対処法が異なります。
自分の頭痛はどのタイプにあたるのかを把握してそれに合った対策をとることが大切です。
-
片頭痛
片頭痛は、頭の片側(または両側)が脈打つようにズキズキと痛む頭痛です。
吐き気、嘔吐を伴うことがあり、光・音に敏感になるなどの症状があります。痛みは強く、4~72時間ほど持続し、体を動かしたり入浴したりすると悪化するのが特徴です。
20~40歳代の女性に多くみられ、月経時やその前後に発症するケースも多くみられます。
妊娠中は、一時的に片頭痛が軽減される人が多数いますが、半数の人は出産後1ヵ月程度で再発します。原因
・ストレス・精神的緊張
・疲れ
・空腹
・アルコール摂取
・寝不足
・月経
・物理的刺激
・天候の変化対処法
片頭痛は体を動かすと痛みが助長されるので、安静を保つのが基本です。
また、光や音、においなどの刺激をなるべく避けるようにします。できれば暗くした静かな部屋で、頭を高くして横になりましょう。
その上で、こめかみのあたりを冷やすと、痛みの緩和に一定の効果があります。
-
筋緊張性頭痛
最も多いとされるのが緊張型頭痛です。
後頭部、こめかみ、額を中心に頭重感や圧迫感または締めつけられるような痛みがジワジワと発生し、しばらく続きます。
主な原因は、頭、首、肩の筋肉の緊張によって血行が悪くなることとされていますが、ストレスなどの神経的な緊張が引き金となることもあると考えられています。原因
・ストレス
・顎関節症
・長時間の同じ姿勢
・運動不足
・筋肉の硬直
・眼精疲労対処法
緊張型頭痛は体を温めて血行をよくし、リラックスすることで痛みが和らぎます。
後頭部や首、肩に蒸しタオルやカイロを当てて温めたり、ストレッチや運動をしたり、マッサージやツボ押しなどを行って筋肉のこりをほぐしましょう。
38~40℃くらいのぬるめの湯にゆっくり浸かる入浴も効果的です。
-
群発性頭痛
群発頭痛は左右どちらかの目の周囲からこめかみのあたり(前頭部~側頭部)にかけての激しい痛みと、痛むほうの目の充血、涙、鼻水、鼻づまり、まぶたの下垂などといった症状を伴うのが特徴です。
原因
・飲酒
・喫煙
・血管拡張剤の服用
・気圧の変化対処法
群発頭痛は市販の頭痛薬では痛みを抑えることができません。
頭痛外来や神経内科、脳神経外科を受診し、専門医の治療を受けるようにしましょう。