こんにちは!
先週末にニュースでも取り上げられたバスと乗用車の
交通事故ですが、ご存知の方もかなり多いと思います!
程度が大きくても小さくても交通事故はいつ起きるか
わからないものです!
気を付けていれば「加害者」にはならないかもしれませんが
「被害者」になってしまうこともあるかもしれません。
そんないざという時に正しい知識をつけていただくために
今回も交通事故についてお話していきます!
前回お話しさせて頂いた「保険会社から治療を打ち切りを打診された時」と
同じように、保険会社の言い分をうのみにしない方がいいパターンの1つが
この「健康保険を使って治療を受けるように」と言われた時です!
健康保険は皆さんご存知の通り、普段病気などで病院にかかる時に使うもの です。
それをなぜ交通事故の治療の時に使うようにと言われるのか?
理由は端的に言うと、
被害者が健康保険を使ってくれた方が保険会社の支払いが少なく済むからです!
健康保険はご存知の通り患者さんの自己負担が3割、残りの7割は国が払ってくれる仕組みです!
しかも報酬診療が点数でしっかり規定されているので、保険会社が支払うべき金額は明確ですし、
必要最低限の出費で抑えられます。
ただし、被害者は制限の多い保険診療しか受けることが出来ません!
かたや自賠責保険は自由診療(保険診療の枠外の診療)を受けることが出来ます!
自由診療には治療院で行う「むち打ち専門治療」をはじめ、新薬や最先端医療も含まれており、
幅広い治療を受けることが出来ます!
しかしそれと引き換えに全額患者さんの自己負担となり治療費や各病院や治療院が
自由に設定する事が出来ます!
つまりその分だけ保険会社の支払いが多くなるわけで、
それを避けようとして健康保険を使うように言ってくることがあります!
この事実を把握しておくことも大事ですし、
そもそも健康保険と自賠責保険では全く主旨が違います!
なのでこのよう理不尽な要求はうのみにせずきちんと
適切な判断をされることをオススメします!